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作品紹介

Commerce&Development ~繁栄の願いを込めたテナント・マンション

mechanic louver 望月会計事務所リニューアル

静岡市清水区
敷地面積 74.26 m²
延床面積 [1F] 95.30 m²
[2F] 23.94 m²
延床面積 26.91 m²
(1階 ピロティ部含む)
竣工年月 2010年11月
設計者 久保田正一建築研究所
(Integrated Network kc2)
サインとしてのエントランス~回転ルーバー

コンセプト
 静岡市清水区三光町・・・港に近いこの町にオフィスをかまえる望月会計事務所。そのリニューアル・プロジェクトである。
現在の建物が建てられたのは1995年・・・15年の歳月を経ての初リニューアルとなる。
 オフィス建築は、合理性を求めるがゆえにシンプルな直方体空間に社名入りの看板を設置する・・・そんな一般的な解法とは違うものとしたい。望月所長と重ねられたミーティングの中から生まれたコンセプトが「強力な存在感を有するアプローチ建築」である。
 知的な作業をおこなう会計事務所のオフィス空間は、建築形態にも品格が求められる。単なる「箱と看板」ではないものとして、ここでは大胆に回転・開閉するルーバーをファサードに設置した。独自のエントランス空間・・・両サイドのルーバーは扇のように自在に動く。時に自転車を内包し、時に鉄骨階段を見せる。鉄骨階段は2階の執務スペースに通じる。

バラエティに富む動線構成

 リニューアル前は1階に収納スペース、2階に執務スペースと応接スペースという構成のため、スタッフもゲストも鉄骨階段でダイレクトに2階に上がっていた。今回のリニューアルにおいて、1階は収納スペースを小さくし、過半を応接・プレゼンテーションルームに改装した。これによりゲストが出入りするは1階のみとなった。それと同時に、オフィスのセキュリティ度もアップした。
一方、スタッフの動線は長くなっているが、これは計画段階から望月所長との入念な打合せによって産み出されたものだ。スタッフは、一旦プレゼンテーションルームの扉を開けて内部に入り、別の扉を開けて再び外部に出る。そして鉄骨階段を上り2階の執務スペースに向かう・・・回遊式庭園をモチーフとした展開である。遠回りのように見えるが、現在、この距離感がゲストとのコミュニケーションにプラスに働いている。そう、期待感の高まりが生まれているのだ。あわせて、緊急時には2階からダイレクトに外部に出たいという希望も含めて、大胆に動くメタリック・ルーバーは、それに対する「回答」でもある。
 機械仕掛けの時計のようにメカニカルな姿・・・昼の顔、夜の顔・・・毎日が躍動している。

望月会計事務所:http://www.mochizuki-kaikei.jp//