ねむの木学園の美術館「どんぐり」に行ってきました。
こちらの建物は建築家藤森照信さんの設計です。
名前の通りどんぐりのようなドーム状の屋根があります。その屋根には“手もみ銅板”(一度くしゃくしゃにした銅板。学園に通う生徒さんたちも手もみに参加したそうです。)を採用しており、くしゃくしゃとした屋根からは自然の風合いと柔らかな雰囲気を感じました。
外壁はこてムラのある白い漆喰で、そこに生徒さんたちによる小麦の絵が描かれていました。
内部も壁、天井ともに漆喰で塗られており、床と壁や壁と天井の取り合い部分はR仕上げとなっています。
2階一番奥の展示室(外から見た時、どんぐり部分にあたる場所)は、真っ白なドーム状になっており、天井がどの高さかわからないような、そんな不思議で神聖な雰囲気のあるお部屋になっていました。
戸や窓のような建具は全て木製建具で人工的な素材は使われていません。
山の中の静かな場所に、自然と調和しながらたたずむ大きな建築物は、優しさや温かさを感じる造りになっていました。
是非皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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