建物が立ち上がると見えなくなってしまう基礎ですが、建築を支えるための「土台」でありとても重要な役割を担っています。
今回は建物の土台となる基礎がどのような工程で施工されているかを簡単にご紹介します。
杭打ち
地震や液状化で建物が地面に沈まないように、地盤の堅い位置まで杭を打っていきます。杭の長さはその土地の地盤の強さなどで異なります。土地を選ぶ際は地盤の強度がいい場所を選択することをお勧めします。(調べ方は前述のブログに記載)
砕石・防湿シート・捨コン
基礎形状に合わせて地面を掘削し、砕石を敷き転圧を行います。砕石を敷く理由は掘削した地盤面を安定化させ、沈下させないようにするためです。砕石の上に防湿シート(地面からの湿気を建物やコンクリートに通さないため)を敷き、シートのストッパーとして捨コンと呼ばれるコンクリートを打設します。捨コンには基礎コンクリートを立ち上げる際に安定させるため土台となる役割もあります。
配筋
コンクリートを打設する際にコンクリート内部に鉄筋を配置していきます。コンクリートは圧縮に強い材料、鉄筋は引っ張りに強い材料です。それぞれ長所、短所を補って、建物の荷重に耐えられるようにします。この時鉄筋の厚みや本数などを検査します。
型枠設置・コンクリート打設
コンクリートを流し込んでいく際外に漏れないように型枠を設置していきます。コンクリートは気温や天候によって強度が変わるので季節によって配合を調整してコンクリートを作ります。流し込んだあとは左官職人が平らにならしていきます。
コンクリートが乾き型枠を外し基礎工事完了です。
以上が基礎工事の大まかな流れです。ご不明な点がありましたら気軽にご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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