施工事例-みのりナーサリー|静岡市 工務店 一級建築士|久保田建設
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人と人とのつながりを大切に
~ MINORI nursery
みのりナーサリー

みのりナーサリーは、学校法人みのり学園が運営する施設である。みのり学園は1955年に開園。2016年からは幼保連携型認定こども園として地域の保育と幼児教育を支えてきた。

近年、少子高齢化が進み、人口減少がおさまらない日本において、地域の子どもたちのため、地域の未来を理想的なものにするため、みのり学園は「保育ができる地域経済への貢献」を目指してきた。そして2021年 待望の「企業主導型保育施設 みのりナーサリー」が完成した。

柱のない大屋根空間

この建物では柱を見ることがない。全ての柱が構造体の中にある。ナーサリーという用途上、柱の存在は隠しておいたほうがよい。安全性を考えての配慮である。

 

また、大空間を覆う大屋根のスパンは9mを超える。ここに木材と鋼材が協調したトラスによってフレームが形成され、ダイナミックな無柱空間を実現している。

外部はガルバリウム鋼板の屋根+外壁。ワン・ヴォリュームのシンプルな形態の中、印象的な空間が整えられた。スタッフと子供たちは、この空間を楽しみ、くつろぐ。

企業主導型施設

みのりナーサリーの存在は、地域企業の子育て世代の従業員の皆様の働きやすさにつながり、また、安心して子育てと仕事が両立できる地域づくりの一助になっている。


企業主導型施設とは、平成28年に内閣府が始めた保育制度である。企業で働く人々を対象に、様々な働き方に応じた保育を受けることができることが特徴とされる。

​働ぎながら育てる・・・両立を可能とする施設である。

大切なコミュニケーション

みのりナーサリーの建築形態は、「わかりやすさ」の表象にある。

こどもたちの動きは明快であり、楽しくやさしい空間が好きだ。飽きのこない木質系空間の中、南内壁面に 画家 武内祐人氏の手による壁画が展開された。

幼少期のコミュニケーション力育成を大切にした「みのりナーサリー」は、子どもたちの感性を高めてゆくことだろう。楽しみである。

★みのりナーサリー
https://minoriyouchien.ed.jp/nursery/​

★学校法人みのり学園
https://minoriyouchien.ed.jp/

★壁画:武内祐人

http://www.ivory1.com

     ★設計:ツチヤタケシ建築事務所・パーティクル・杉本将基構造事務所
https://www.tutiarchitects.com/

 ★施工:久保田建設

https://www.kubota-kensetsu.co.jp/

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