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空に開くリビングルーム
~ beautiful stairs
リビングホールをコアとした空間構成

静岡市郊外に建つこの住宅は、夫・妻・子の3人で暮らすために計画された。山の木々や田圃に囲まれた緑豊かな環境である。四季を毎日感じながら生活できるように・・・その希望をかなえるため、まずは吹抜をもつ天井の高いリビングルームを南に配した。


大ヴォリュームのリビングホールをコアとしてのプランニングによって、テラスサッシ前の田園と吹抜上部の風景を同時に眺めることができる。

「きれいな空気」が流れる家

この住宅は全館換気システムを採用している。
まず、給気部にフィルターを設けて室内への花粉などの流入を防ぐ。また熱交換器によって室内空間の熱エネルギー損失を軽減する「第一種換気」を採用している。この空気は基礎を通じて各フロアに循環する。

 

リビングエリアの大きな吹抜空間にシーリングファンを設置し、建物全体の空気をやさしく循環させている。温度差の少ない室内環境を作ることで、いつでも快適で「きれいな空気」が流れている。

フォーマルな北面ファサード

この敷地は北側道路からのエントリーとなる。これはあまりよい条件とされない。南面での採光確保と北側駐車スペース確保の両立が難しいからである。
 

こちらのリビングスペースは、南北方向を抑えつつも東西方向に広げることで広さを確保している。採光、パーキング いずれの要望も満たすことができた。

水田は美しい借景であるとともに居室に採光をもたらす。明るい南面の確保によって、北窓は通風・換気を満たす要望に絞ったサイズとすることができた。プライヴァシーを確保しつつフォーマルなファサードを構成している。

カラフルなライフスタイル

メインスペースとなるリビングルーム、ダイニングルーム、オープンスタイルのキッチン、階段、廊下のインテリア・カラーはホワイトを基調としつつ、一部にグレージュラインの壁紙を使うことで、穏やかな空間の広がりを生み出している。


一方、クローゼットやトイレといった小さな空間では、一部にカラフルな壁紙を採用することで、印象深い構成となっている。


シューズクローク、ホールのニッチ、タタミスペース、ロフトなど数々の希望をいっぱい詰め込んだ住宅である。

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