コンクリートをインテリアに採り入れたオープンフロアの家
Cool Modern Box

眼下に街並みを望む丘陵地に建つこの家は、敷地環境を巧みに活用した独特の間取りと、コンクリートが持つシンプルな質感を、インテリアに採り入れた木造住宅。
1階は、LDKのみをフラットに配置。コンクリートで仕上げた土間床と、正方形のキッチンカウンターが、お客様の目を奪う。このキッチンは、施主が自ら選んだシンクやIHコンロなどに合わせたオーダー仕様で、建物の基礎工事の段階で造られたものである。床には、ベタ基礎の上に仕上げコンクリートを流し込み、防水・断熱処理が施されている。
螺旋階段を上がると、仕切りがない広い空間。家族の絆を大切にしたいという施主の要望に応え、あえて寝室や子供部屋を区分しないプランを採用した。

家族の気配を感じ、絆を深める工夫

この家には、常に家族の気配を感じ合い、絆を深めるための工夫が随所に施されている。リビングに隣接するコンクリートのガーデンテラスもその一つ。家の内と外を一体化する独特の空間構成が用いられ、キッチン、リビング、2階フロア、すべての部屋からその様子を覗うことができる。
1LDKというシンプルな間取りと、コンクリートの質感を上手く利用したこのプランは、従来の木造住宅の概念にとらわれない斬新な発想と、非凡なデザイン力が光る作品になった。

構造とインテリアのハイブリッドな関係
木造フレーム+鉄骨階段+コンクリートフロア

キューブを組み合わせた箱型の建物は、一見、コンクリート造を思わせるが。木造軸組工法で建てられたもの。1階LDKには、大きなフルオープンサッシやコーナーサッシを設置。道路から敷地まで2.5mの高さがあるため、人目を気にすることなく外の景色を望める空間になった。
螺旋階段は、箱型の直線的な空間の中で、デザインを和らげるアクセントになっている。

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