住宅は、地震や台風などの天災から身を守るだけでなく、火事や災難からも家族を守る「シェルター」としての役割を持っています。その住宅を守るのが「火災保険・地震保険」です。
一般的な木造住宅は火災保険料が高めに設定されています。
その一方「省令準耐火構造」以上の耐火性能を持つ木造住宅の場合、コンクリート造や鉄骨造等とちかい保険料の契約が可能となります。
省令準耐火構造とするためのキーワードを以下に記します。
1.「外部からの延焼防止」
屋根は瓦・スレート等の不燃材料、外壁及び軒裏を防火サイディング壁にするなど。
2.「各室防火」
各室を区画する構造として、室内壁、天井には火に強い石膏ボード等の不燃材料を使うなど。
3.「他室への延焼遅延」
壁の取合部に木材や断熱材のファイヤーストップ材を設けるなど。
「火に強い家」ということで火災保険料が安くなる反面、省令準耐火構造にするためには一般構造では使わない資材を使ったり手間が増えたりと建築費用は増えたりします。
また、室内の壁・天井は「石膏ボード」で覆う必要があり、「木材(柱や染等の構造材)を見せる木造らしい内装」は難しくなるという点は覚えておくべきでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました (^^♪
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