7月 快適に暮らすこと 温度と湿度と気流の整え
- 久保田建設
- 5 日前
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すでに西日本は梅雨明け・・・静岡の梅雨明けも間もなくと思われます。エアコンも毎日稼働・・・昔に比べて皆が「空気」に対するクオリティを高め、室内環境の構築に真摯に取り組んでいるように思います。冷やすだけでは物足りない・・・「適温・適湿」を求めています。
まず梅雨入りの頃・・・ルームエアコンで除湿をしようものなら寒さが先に立ちます。この時期は床置型除湿器が最適です。空気中の水分を除去すると、温かく乾いた空気が広がります。洗濯物の部屋干しにも使うことができる製品が手元にあると重宝します。ひとつ手間がかかるコトといえば、タンクがいっぱいになった時点で水を捨てる必要があることです。「壁付タイプでタンクレス=外部に水を捨て続けるこの手の除湿器があるといいな」・・・毎年そう思います。私も「連続除湿を狙った壁掛け製品」の登場を何回か見てきましたが、息の長いベストセラーは生まれていません。それほど難しいのでしょう。
そして梅雨明けの頃・・・まさに今・・・昼間はエアコン稼働によって室温設定・・・連動して適湿となり、快適な空気感を愉しむことができます。この時期、気になるのは温度湿度のムラ。最近の住宅は断熱性と気密性が向上していますが、いいコトばかりではありません。もちろん断熱性能がアップすれば冷暖房効率もアップし、電気代を抑えることができます。しかし、空気の動きがうまくないと滞留を生みます。そこで大切なのが換気。気密空間に新鮮空気を入れ、流れを作って外部に排出する。このルートづくりが大切です。多湿な空気を持ち込むのは指向と相反するように思われますが、早めに室内空気になじむようエアコン近傍で給気するのが理想で。くわえて人間が生活する以上、二酸化炭素濃度の調整も必要です。総じて換気は大切であり必須なのです。
温度と湿度がベストミックスされた空気を用意すること・・・断熱や気密とともにこの点を大切に暮らしてゆきましょう。新鮮というキーワードとともに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(久保田 正一)
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