年末年始 京都 <小寒>

更新日:2月19日

2022年がスタートしました。


ここ静岡でも雪模様の一日を経験するなど 趣(おもむき)深い新年を迎えることができました。


趣(おもむき)・・・

年末年始の準備をするたびに「日本に住んでいるんだな」という事をあらためて感じます。


私が このような感情をもつのは、やはり京都暮らしがベースにあるからなのかもしれません。18歳からの6年を大学生・大学院生として過ごし、その後 東京での5年間の生活を経て再び京都に・・・そんな歴史が背中を押す感じです。今も大学で教鞭をとるなど、京都とのおつきいあいは深まっての あしかけ40年・・・公私ともに思いの積み重ねが続きます。


ただ、ひとり暮らしだった私には、年末年始の一般的な京都の家庭の年末年始の過ごし方が(断片的に聞いたことはありますが)いまいちピンときませんでした。そこで、京都で生まれ育った友人の高田氏(京都市東山区出身)に年末年始の「我が家の風景」を伺いました。



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【年末年始】

18歳で東京へ行く前まで自宅で餅つきをしていました。


京都の白餅は丸餅・・・つきたての餅を丸めるために数人の友達を呼んでいました。

白餅以外は「なまこ餅」の形状で、黒豆餅、さくらえび餅、青のり餅などを作って3月くらいまで食べていました。


水場(トイレや台所など)のお鏡さん(鏡餅)は「ほしつきさん」として丸餅に小さなおほしさんつけたものを作りお供えしていました。


【大晦日】

年越しそばは、ニシン蕎麦が一般的かと思います。

ただし実家では「天ぷらうどん派」と「ニシン蕎麦派」に分かれていました。


【正月】

元旦の朝に家族が集まり、「あけましておめでとうございます」の挨拶と合わせて、昆布

と梅干を入れて飲んでいました。「大福茶」というそうです。


お雑煮は白味噌に丸餅。鰹節を掛けて食べるのが基本で、おせちは棒鱈の印象が強いです。


また初詣は近くに神社がいっぱいあるので(笑)、年によって参拝する場所を変えていた記憶があります。


出典:農林水産省Webサイト

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このような風習は日本各地にありますよね。

ただ現代人は、これら行事を「ワン・イベント」として捉えがちのように思います。


それは「コンテクスト(文脈)のないカレンダー」を見て生活しているからです。


節分→バレンタインデー→桃の節句→ホワイトデー→卒業式→入学式・・・新春早々、気持ちを切り替えて のぞむイベントが交差します。この「不連続な状況」の中、「タスクをこなす」感じで時が流れるのは、なかなかしんどいと思います。


いまいちど考えてみましょう。

「しんどい」と感じるのは、前後関係のないイベントが並ぶからです。


元来、日本では1年を通して感じられる「季節のうつろい」を愉しみ、感情を共有することに美しさを求めてきました。言い換えるならば、日本の美しさは、「点」でなく「線」として感じられるもの・・・これを語るのにフィットするのが、「24節気」・・・日本の季節の移り変わりを示すカレンダーです。


近いところでは、1月5日に「小寒」を迎えました。



次は1月21日の「大寒」・・・寒い日が続くイメージですね。


でも、その次は2月4日の「立春」。

春遠からじ・・・時は期待感とともに進みます。




「マイ・カレンダー」を整理することが、素敵なライフデザインを描く第一歩です。


わたしたち建築に携わる者は、この「素敵なカレンダー」に寄り添う「素敵な住まい空間」を提案することが役割だと思っています。



新年早々、話が大きくなりました(笑)・・・


では、本年も素敵な建築を創りあげてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



最後までお読みいただきありがとうございました。


(久保田 正一)

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