感覚に触れる毎日 <大寒>

更新日:2月1日


「形態は機能に従う」・・・建築を学んだ者が一度は耳にしたことがある言葉でしょう。


これはアメリカの建築家 ルイス・サリヴァンが発した「Form ever follows function(形態は常に機能に従う)」という言葉を源とするものです。


その後、この言葉はモダニズムの指標として用いられるようになります。


弊社ブログで よく登場するドイツのデザイン・スクール「BAUHAUS(バウハウス)」は、この思考をベースとして、美術、建築、工芸デザインの教育が展開されました。


ここで確認すべきは「表層的な装飾よりも合理的なデザインこそ重要である」ということです。機能的であればそれでいいということではない・・・学生時代に受けた授業の記憶がよみがえります。


「なるほど」という理由をもって「ふさわしい」とされたものが美しい・・・そんな考え方 素敵ですね。


バウハウス(BAUHAUS)は建築を中心に据えつつ、そこに様々な事項(色彩、構成、材料、道具、環境)が関連することで広がりを生むという思想に基づき展開したものです。アートやデザイン さらに映像やバレエも包含した総合的な芸術活動・・・その原理とカリキュラムを示すのが「BAUHAUS WHEEL」です。



美しいものとの出会いが毎日の生活を豊かにする。


これは芸術家、デザイナーだけでなく皆さんのライフスタイルにも通じています。


大切なのは すべての感覚をもって受けとめること・・・感覚に触れる体験こそ 嬉しく美しいものです。


あらためて言うのも気恥ずかしいですが、われわれは「見た目カッコいい」ということばかり考えているのではなく、全感覚的に感動する空間づくりを心がけています。


たとえば、リビングルームでくつろぐシーンをイメージしてください。

美しい空間を眺め(視覚)、風でゆらぐ庭木のさざめきを聴き(聴覚)、ソファテーブルに置かれたお茶の香ばしい香りが広がる(嗅覚)中、ティーカップの手ざわり(触覚)を愉しみながら御菓子をいただく(味覚)が、・・・建築空間におけるイメージは、これだけ広がるものです。


そんな中、最近「これいいな」と思うことがありました。



京都にある「UCHU WAGASHI」さん・・・代表の木本氏がデザイナーとして考案した「作品=和菓子」が皆さんの手元にお口に届く・・・という感覚的に愉しむことができる御品をつくっています。


中でも「drawing」は、昨年のクリスマスイベントでも紹介した「BAUHAUS SPIEL」に通じる素敵さを感じました。ひとつひとつのピースが かわいく 美しく 構成されでいます。そのため、並べることで楽しさを増し、そして味わう・・・「WAGASHIというベースをもとに自らの手で組み合わせ、そのデザインを食する」・・・味覚において「BAUHAUS SPIEL」を超える経験をしているのです。


こちらでも紹介されています。

NHK world JAPAN (映像 17:44~24:30



大寒を迎える中で ほっと一息・・・

UCHU WAGASHI と あたたかいお茶 が 空間を変えた ひととき でした。



最後までお読みいただきありがとうございました。


(久保田 正一)

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