あっという間の1月、2月・・・感慨にふける間もなく年度末の3月を迎えます。
卒業・進学シーズンということもあり、いろいろな「モノ・コト」の整理整頓を求められる空気感の中で生活する31日間です。
住まいづくりの打合せにおいて、かなりの時間を要するのが「収納スペース」です。
収納計画を賢くまとめゆくことで全てをスムーズに進めてゆくことができる・・・と言ってもいいほどの重要ファクターでもあります。

初期ヒアリングにおいて「できるだけ広い収納スペースがほしい」という要望が出てくるのは、いたって自然なことです。
くわえて広くて天井の高いリビングルーム、ゆとりある個室・・・と続き、もういちど収納の話に戻って、シューズクローク、ファミリークローゼット、パントリー、キッズ収納・・・多様な特徴をもった空間の話へと進むのが、ここ数年の傾向です。
それらの要望を受けとめて計画を進め「ファーストプラン」を創りあげ、概算見積提示へと向かうのですが、そのまま進めてゆくと、面積オーバー、予算オーバーになりがちです。
夢が広がる中、それを現実化してゆくタイミングでもあります。
「できるだけ」という言葉がキーポイントです。
だれしも将来を予測することは難しいことですが、ここで大切なのは「目標を置くこと」です。
われわれ久保田建設では、初期計画段階でお持ちの荷物の「数量調査」をお願いしています。
家具の寸法、収納ボックスの寸法・個数・・・新居で使用する数量を想定していただきます。
また、クローゼット計画では、洋服ハンガーパイプの想定長さを教えていただくようお願いしています。
住まう家族の構成も時間とともに変わってゆきます。
ライフスタイルもそれぞれではありますが、足りうるスペース、パイプ長さを計画時点で予測しておくことで、図面を描くことができます。

夢をカタチにするために、声に出し図に描くことから始めましょう。
心を整えながら計画が進むよいきっかけとなります。
全てのモノコトを前に進めるというためにも・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(久保田 正一)
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