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藤枝・蓮華寺池公園近くに「Renca(レンカ)」が完成しました




藤枝市、蓮華寺池公園のほど近くに、新しい菓子店「Renca(レンカ)」 が完成しました。

今回、久保田建設が設計・施工を担当させていただきました。


Rencaさんは、これまで藤枝駅南口で「Pourquoi Pas?(プルクワパ?)」として営業されてきたお店。長年培ってきたお菓子づくりを大切にしながら、場所を蓮華寺池公園近くへ移し、クレープと焼き菓子の店「Renca」として、新しいスタートを切りました。


今回の建築で、まず大切にしたのは、「まちに対して、どのような表情をつくるか」ということでした。建物が建つのは交差点に面した場所です。そのため、一方向から見た正面だけをつくるのではなく、人や車が交差点へ近づき、角度を変えながら建物を見ることを意識しました。いわば、交差点との対話のあるファサードです。


そしてこの場所は、蓮華寺池公園へ向かう動線の途中でもあります。公園へ向かう人、公園から帰る人。その流れの中で自然にお店の存在が目に入り、ちょっと立ち寄ってみたくなる。そんな位置関係を建築に取り込みました。


特に売場は、通りから店内の雰囲気が感じられる場所に配置しています。商品を並べるだけの空間ではなく、明かりや人の動きそのものが外へ伝わる、いわば「まちの顔」となる場所です。


一方、その華やかな売場を支えているのが、奥に確保した潤沢な厨房スペースです。

クレープや焼き菓子をつくるためには、想像以上に多くの作業工程と設備が必要になります。お客様から見える空間だけでなく、働く人が無理なく動けること。店舗建築では、このバックヤードの計画がとても重要です。


2階には、窓ぎわにカウンターテーブル席を設けました。ここでは単に窓を大きくして外を眺めるのではなく、座った時の視線を考えながら窓とカウンターの高さを調整しています。外からの視線を適度に抑えながら、店内からは周囲の街や空を感じることのできる、少し落ち着いた居場所です。





外観は、やわらかなライトグレージュでまとめました。主張しすぎず、それでいて街の中ではきちんと存在感を持つ色です。さらに外壁は横方向のラインを意識し、建物全体を低く伸びやかに見せるプロポーションとしました。横張りのラインが建物を包み込み、シンプルな構成の中にも少し洒落た表情をつくっています。


クレープを手に公園へ向かう。

散歩の帰りに焼き菓子を選ぶ。

窓ぎわで少し時間を過ごす。


建築が完成した今、ここから先は、お客様や地域の方々によってRencaという新しい場所の風景がつくられていきます。これまでの「プルクワパ?」で育まれてきた時間を受け継ぎながら、蓮華寺池公園の近くで始まる新しいお店。


久保田建設としても、その新しいスタートに建築という形で関わることができ、大変うれしく思っています。お近くへお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。



今回もお読みいただき、ありがとうございました。






(久保田正一)






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