「FIGUERES AVANT」~ストイックなファサードとシームレスな空間~
- 久保田建設

- 6 日前
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更新日:4 日前

5月 静岡に住んでいると、毎年新茶のかおりを愉しむシーズンです。
爽やかな風が吹く皐月の候~今回は掛川市の城下町エリアにあるヘアサロン「FIGUERES AVANT【フィゲラス アヴァン】」を紹介します。
実は、以前のブログ で少し触れさせていただきましたが、今回はオーナー 藤森様へのインタビューを交えながら、こだわりの空間をご紹介します。
一つのオブジェクトのような「窓のない」ファサード 計画地は狭小地であり、掛川の城下町特有の景観条例によって外壁や屋根の色に制限があるなど、様々な条件がありました 。その中でまず目を引くのが、正面に窓がまったくないストイックなデザインです 。アートに関心をお持ちのオーナーにプロポーションやデザインなど我々の考えに深く共感していただけたからこそ実現した形です。
打合せの中で世界的な建築家の写真からインスピレーションを受け、建物全体をひとつのオブジェクトのように見せるミニマルなデザインへとイメージを広げていきました 。 「正面に窓がないと暗いのでは?」と思われるかもしれませんが、南に面した裏側や2階からしっかりと光が入るよう設計されており、室内は十分な明るさが確保されています 。
境界線をなくした、一体感のあるサロンスペース
計画当初、2階をメインユースにしようと計画を進めていましたが、話し合いを重ねる中で1階へとプランシフトしました。
空間づくりのテーマは「境界線をなくして一体感を出す」こと 。
エントランスから壁やドアで区切られることなく、そのまま内部へとつながるシームレスな構成となっています 。ガラス張りの部分や2階のバックヤードへ続く階段もオープンにすることで、ご希望いただいた一体感のある空間を持たせました 。最大3名様まで対応できる、ゆったりとした特別なプライベート空間に仕上がっています 。

2階のバックヤードは、ロフトを有する豊かなスペースを持ちます。高さを保つことで、京商空間であることを忘れさせる工夫が施されています。計画中、オーナーからは「使いやすさ・便利さを一番に求めていたわけではない」という印象的なコメントがありました 。あえて「少し使いにくい位のほうが、私たちらしい仕事ができる」と語ってくださったことを覚えています 。一般的な「建築」とは少し違うかもしれませんが、オーナーの強いこだわりとライフスタイルに真っ直ぐに向き合った、唯一無二のサロンになったと感じています 。ゆえに、ここまでストイックな建築を実現することができました 。
弊社を選んだ理由については、「相談のしやすさや話しやすさ」というお言葉もいただきました。カタチを作るためのコミュニケーション・・・とても大切なコトを評価いただきました。とても嬉しく思います。

このブログをお読みの皆様へ~
掛川にお越しの際は、ぜひこだわりの空間で素敵な時間をお過ごしください。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
(久保田 正一)



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